<11月>節子先生のひとりごとを更新

「まさかのショパンコンクール」

幼稚園からぴあの教室にお世話になり、もうすぐ4年になります。その頃の私たち親子はコンクールの世界なんてまったく知らず、節子先生、明(メイ)先生との出会いがなければ、コンクールというものに縁がなかったと思います。

娘がコンクールの魅力に惹かれたのは、グレンツェンピアノコンクール・幼児部門で銅賞受賞し、トロフィーを頂いた時からです。練習を頑張って良かった、受賞できてよかったという感じでしたが、その他いくつかのコンクールを経験していくなかで娘は変わりました。言わなければやらなかった練習を自主的にやるようになりました。

去年の秋、先生より、ショパンコンクールの開催があると聞き、明らかに予選通過は難しいけれども経験として参加するのはどうかというお声を頂き参加する事になりました。

それがまさかの銅賞、全国大会への切符を手に入れる事ができましたが、その大会までの期間が約2ヶ月、急いで課題曲を用意したものの、親の私としては、正直、厳しいと思いました。譜読みの時点であっぷあっぷな娘、そこで私は娘に対し辞退する選択もあると問いましたが、娘は出場したいと言う強い意志のもと、節子先生とのコンクールレッスンがスタートしました。先生の時間が可能な限り、プライベートな時間も割いて頂きレッスンをしてもらいました。さすがにのんびりした性格の娘も必死になり、先生のレッスンについていきました。先生にいっぱい注意され「頭では理解してるけど指が動かない」とよく咳いていました。練習ご、何度泣いた事でしょう。時には食事をしながらも指を無意識に動かしてました、きっと頭の中で課題曲が流れてたかと思います。先生のレッスンのおかげで、娘にとって難しい課題曲がなんとか弾けるようになったものの、東京出発は目前にせまってました。ペダルや細かい箇所はまだまだな段階、東京滞在中も先生と密に連絡をとりながら、不安箇所を練習させました。

本番当日、会場に来てる子供達は自信満々な様子。のんびりな娘も朝からお腹が痛いなど、緊張してました。そしていよいよ本番、私の頭の中はこれまでのレッスン風景が頭をよぎり、涙、涙、でしたが、娘は落ちつていミスなく弾けました。結果は受賞には至らなかったものの、「やっぱりコンクールは楽しい」と娘の感想。初のショパンコンクールで娘は成長しました。

節子先生、明(メイ)先生のおかげです。感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。これからも親子共々宜しくお願い致します。

YRさん