初春のお慶びを申し上げます。
昨年末、明先生が左足首骨折のため
皆様に多大なご迷惑とご心配をおかけしました。
おかげさまで松葉杖をついて、不便ではありますが
元気に過ごしていますのでご安心ください。
さて、去った1月7日、Rちゃんが
ショパンコンクールinアジア(東京全国大会)に
参加してきました。昨年10月20日に
沖縄予選銅賞をいただいての参加でしたが、
なかなかアジアの壁は厚かったようです。
ただ本人は「レッスンは地獄のように
大変だったけれど舞台は楽しかった」と言って帰ってきました。
舞台の楽しさに気づくなんて頼もしい小学校二年生です。
又、3月には日本ピアノ教育連盟全国大会に県代表としてHちゃんが出場します。
どんな経験をしてきてくれるでしょうか。楽しみです。
話は変わりますが、レッスンに来る生徒さんあるいは親御さんの中で
「家では弾けていたんですが・・・」と言ってくる人がいます。
「この弾けた」というのが曲者で我々のいう、弾けたのとは少し違います。
我々が弾けたという時はゆっくりでも止まらずに弾き直しなどしないで
スラスラ弾くことを言います。しかも弾き始めの一回でこれができることです。
何回も弾いたうちの一回が弾けたとしてもこれは弾けたとは言えないのです。
こういう風に「弾けた」と一口に言ってもプロの目から見た時と
アマチュアの目から見たときには格段の差があります。
完成させるためにはやはり自分自身への厳しさが必要となります。
優しさや甘さだけでは曲は完成しません。
年初めから厳しい話になりましたが、ベートーヴェンの
「苦悩を突き抜けて歓喜に至れ」苦しさを乗り越えた時の楽しさ、
喜びをみなさんに伝えていきたいと思います。
今年もどうぞよろしくお願いします。
ではごきげんよう。