<11月>節子先生のひとりごとを更新

おけいこごと

やつぎばやに台風が2個もやってきました。
なんの被害もありませんでしたか?お見舞い申し上げます。

さて今回は、物を習うということについて少し耳の痛いお話を・・・。

昔、私の母、祖母の時代におけいこごとというと
お茶、お花、いわゆる良妻賢母になるための(今では良夫、賢父も含まれるかも・・・?)ものでした。
このおけいこごとと呼ばれるものにはそのものの技術、
習得のみならず、習う為の姿勢態度も教えられました。
先生は師匠であり教えは絶対のものでした。

今のように友達先生ではなく、師は師であり
それ以上でもそれ以下でもありませんでした。

今は子供たちが小さい時から色々なおけいこに通っています。
ピアノは習い事トップ10の中に必ず入るくらい誰もが習っているものです。
親の世代も「昔ピアノを習ってました」という人がとても多いです。
その為、家庭で予習?復習?してくる子がいます。
「お母さんに習ってきた」「お母さんが・・・」
このセリフを言う子供たちがいかに多いことか。

ここで世のお母さん、お父さんたちにあえて苦言を呈します。
1億総評論家と言われて久しいですが、あなた方は専門家ではないのです。
先生方こそ、その道を極めたプロなのです。
先生とは「そんな難しいところまでいってもらおうとは思わない」をやり通した人たちです。
先生と同じ高さに立たないで物を習う、教えてもらうと言うことを今一度考え直し、
先生の言葉に耳を傾けてください。(聴くと言うことは次回でまたお話したいと思います。)
そうすれば、あなたのお子さんも歩みは遅いかもしれませんが、
自分自身で考え伸びていく力を身につけるはずです。

思いもかけず「難しいところまで弾ける子」に成長するかもしれません。
親の力も時には必要ですが、あまり親が力を貸すと自分で考えない、努力しない子になります。
子供の力は素晴らしいものです。あなたのお子さんの力を信じて、アドバイスはほどほどに。。

それではごきげんよう